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2025.06.30
ブログ
【開業医向け】2億円規模の資金調達までのスケジュール:準備の流れと成功のカギ
2億円規模の借入を検討しているものの、「どのように進めたらよいか分からない」、「スケジュール感が見えず不安だ」といった声をよく伺います。この記事では、2億円規模の資金調達に必要な準備と流れを時系列で整理し、金融機関との信頼構築やスムーズな資金確保に向けたポイントを解説します。
【結論】2億円規模の借入は「計画性」と「信頼構築」で実現できる
2億円規模の融資は、単に金額が大きいというだけでなく、事業の実現性・返済可能性・医療ニーズへの適合性など多面的に審査されます。そのためには、早期の準備開始と、要所でのプロの支援が欠かせません。
📅 借入成功に向けたスケジュールと行動ステップ
⏱ 開業の1年以上前:構想の明確化と事業計画のたたき台作成
- 地域医療ニーズ調査(診療科目や競合の調査)
- 自己資金額の確認(目安:全体費用の10〜30%)
- 物件・土地の候補地調査
- 税理士・医療系コンサルタントへの相談開始
▶この段階で「2億円規模の資金が必要になりそうか」を試算しておくのがカギです。
⏱ 開業の1年前〜11ヶ月前後:金融機関への事前相談と事業計画書の精緻化
- 日本政策金融公庫、医師信用組合、地元の地方銀行などへヒアリング
- 事業計画書の作り込み(収支見込み、運転資金、返済計画)
- 物件や建築計画が固まり始めたら、仮見積もりを取得
▶金融機関は、実現可能性の高い数字を好みます。「夢」ではなく「証拠と根拠」を提示できる書類が必要です。
日本政策金融公庫 新規開業資金制度概要(融資額・据置期間など)
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/01_sinkikaigyou_m.html?utm_source=chatgpt.com
⏱ 開業の10ヶ月前〜9ヶ月前後:本申込と必要書類の提出
- 主な必要書類の準備
- 開業医師の略歴書
- 直近の所得証明書または勤務先の源泉徴収票
- 事業計画書、設備見積書、建築見積書
- 履歴事項全部証明書(法人設立時)
▶2億円規模の場合、担保・保証人の有無も問われることがあります。不動産や生命保険を使った対策も検討します。
⏱ 開業の6~8ヶ月前後:融資決定・契約締結・着金
- 金融機関と契約手続き(印鑑証明なども必要)
- 設備業者・施工業者と本契約
- 着金タイミングに合わせて支払い・着工
▶この時期に金利交渉や返済据置期間の調整を行うと、長期的な資金繰りに余裕を持たせられます。
📌 ワンポイントアドバイス:早期相談が全てのカギ
特に2億円規模の高額融資は、複数の金融機関を組み合わせることが多いため、時間がかかります。今まで、弊社で開業してきた医師の方々も信用金庫と公庫の協調融資がうまくいった事例が増えています。早い段階から税理士や資金調達に強い専門家に相談することで、融資成功の確率は格段に上がります。
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