群馬県桐生市にある創業50年の実績がある税理士法人向田会計です。

  • 2026.03.26

    医院開業で失敗しないための借入額の決め方と資金戦略

    1.医院開業で最も重要なことは?

    医院開業を成功させるために最も重要なのは、「いくら借りられるか」ではなく「いくら借りるべきか」を見極めることです。特に群馬県周辺で開業を検討している医師の方にとっては、立地や開業形態によって適正な借入額は大きく変わります。本記事では、失敗しない借入額の決め方について解説します。


    2.借入の大前提と重要事項

    まず大前提として、借入額は「初期投資+運転資金」から逆算して決める必要があります。初期投資には、土地・建物取得費や内装、医療機器などが含まれます。土地購入型の場合は高額になりやすく、借入も大きくなります。一方でテナント賃貸の場合は初期費用を抑えやすく、借入額も比較的コンパクトに収まります。

    次に重要なのが運転資金です。開業直後は患者数が安定せず、収入が想定よりも少ないケースが多く見られます。そのため、最低でも6か月分、できれば1年分の固定費(人件費・家賃・返済額など)を運転資金として確保することが重要です。ここを軽視すると、黒字倒産のリスクが高まります。

    借入額を考える際には、「返済できるかどうか」の視点も欠かせません。目安としては、年間返済額が年間利益の範囲内に収まるように設計することが重要です。金融機関は融資時に事業計画を精査しますが、最終的に経営を守るのはご自身の判断です。無理な借入は、経営の自由度を大きく制限してしまいます。

    また、土地購入かテナントかによっても資金戦略は変わります。土地購入は資産形成につながる一方で、借入額が大きくなりリスクも高まります。テナントは柔軟な経営が可能ですが、長期的な資産は残りません。群馬県のようにエリアによって需要が異なる地域では、将来的な患者動向も見据えた判断が求められます。


    3.まとめ

    結論として、借入額は「必要額」ではなく「返済可能額」から決めることが成功のポイントです。開業時はどうしても理想を追いがちですが、堅実な資金計画こそが長く安定した経営につながります。設備投資が多額になってしまう場合には、開業時に必要な設備と患者が増加してから購入する設備を検討してください。これから開業を検討される方は、ぜひ慎重に借入額を設計してみてください。

    投稿者プロフィール
    向田 靖
    向田 靖
    開業医支援センターの代表税理士、医業経営コンサルタントの向田と申します。約15年間で50件以上のクリニックの開業と経営支援をサポートしてきた実績を活かし、ドクター皆様のお役に立ちたいと思っております。
    どうぞよろしくお願いいたします。
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